ブラウンのシェーバーを選んでいると、同じシリーズ9 Pro+なのに「6in1アルコール洗浄システム」と「5in1自動アルコール洗浄器」の2種類が出てきます。数字が1つ違うだけで価格は数千円変わるため、次のような疑問を持つ方は多いと思います。
- 6in1と5in1で、洗浄の仕上がりは変わるの?
- 増えた1機能に数千円払う価値はあるの?
- 洗浄液カートリッジの費用は変わるの?
結論から言うと、ブラウン公式が挙げる機能を1つずつ突き合わせると、6in1と5in1の差は「洗浄モード自動選択」というたった1機能です。洗浄力そのものも維持費も同じです。そこで本記事では公式の記載をもとに、6in1と5in1の違いをわかりやすく解説します。
ブラウンの6in1と5in1の洗浄器に共通する機能

まず押さえたいのは、洗浄器の主要な役割が6in1と5in1で完全に同じという点です。ここを理解すると価格差の意味が判断しやすくなります。次の4つを解説します。
- 【共通機能①】99.9%除菌の除菌洗浄
- 【共通機能②】刃の劣化防止と潤滑化で18カ月キープ
- 【共通機能③】洗浄から乾燥まで一連で完了
- 【共通機能④】洗浄中の自動充電と洗浄液カートリッジ
【共通機能①】99.9%除菌の除菌洗浄
どちらの洗浄器も、水洗いでは落ちない皮脂汚れまで除去する除菌洗浄を備えています。ブラウン公式は除菌率99.9%と明記しており、その根拠として試験機関INSTITUT FRESENIUSがアルコール洗浄システムの刃部の除菌率を測定した結果を挙げています。
洗浄力そのものは6in1と5in1で差がありません。「6in1のほうがきれいに洗える」という理解は誤りなので、そこを期待して上位機種を選ぶ必要はありません。
【共通機能②】刃の劣化防止と潤滑化で18カ月キープ
洗浄液には潤滑成分が含まれており、刃の劣化を防ぎながら自動で潤滑化します。レモンの香りが付いた洗浄液が刃全体に行き渡るため、オイル差しのような手作業は不要です。
9551ccや9556ccといった製品ページには「洗浄器で新品のような剃り味を18カ月キープ」と記載されています。替刃の交換目安が18カ月なので、次の交換まで切れ味を保つ設計だと考えるとわかりやすいでしょう。
なお、9551ccと9556ccを比較した記事も本ブログでは公開しているので、ぜひこの機会にご覧ください。

【共通機能③】洗浄から乾燥まで一連で完了
洗浄したあとに送風乾燥まで自動で行うのも6in1と5in1に備わる機能です。濡れたまま放置すると雑菌が繁殖しやすいため、乾燥までを一連で終える設計は衛生面で効いてきます。
朝に洗浄をセットすれば、夜には乾いた状態でスタンバイしています。手で拭き取る工程がまるごと消えるのが、洗浄器を購入する最大のメリットです。そして、乾燥性能に6in1と5in1の差はありません。
【共通機能④】洗浄中の自動充電と洗浄液カートリッジ
洗浄器にセットしている間にシェーバーは自動で充電されます。使いたいときは常にフル充電なので、充電切れを気にする必要がなくなります。
そして見落とされがちなのが洗浄液です。使う洗浄液カートリッジは6in1と5in1で同じCCRシリーズで、専用品が分かれているわけではありません。つまり維持費の設計も共通です。
ブラウンの6in1と5in1の違いを徹底比較
共通機能を押さえたところで、実際に何が違うのかを見ていきます。まず共通機能も含めた比較表で全体像を確認し、そのうえで次の3つを解説します。
- 【違い①】差は「洗浄モード自動選択」の1機能だけ
- 【違い②】搭載している型番と価格帯
- 【違い③】洗浄液の維持費は変わらない
| 比較項目 | 6in1 | 5in1 |
|---|---|---|
| 洗浄モード自動選択 | ○ | × |
| 除菌洗浄(99.9%除菌) | ○ | ○ |
| 刃の劣化防止 | ○ | ○ |
| 潤滑化 | ○ | ○ |
| 乾燥 | ○ | ○ |
| 充電 | ○ | ○ |
| 洗浄力・除菌率 | 水道水の10倍衛生的・除菌率99.9%(共通) | |
| 剃り味のキープ期間 | 製品ページ記載は「18カ月キープ」で共通 | |
| 洗浄液カートリッジ | CCRシリーズ共通(専用品の区別なし) | |
| 搭載モデルの価格帯※ | 29,800〜49,800円9360cc・9560cc・9577cc-V・9587cc-V・9567cc-V・9655cce | 28,200〜39,800円9350cc・9551cc-V・9556cc-V・9555cc |
| おすすめ度 | ★★★☆☆洗浄の手間をさらに削りたい人向け | ★★★★★洗浄力は同じで安く済む |
※価格は2026年8月8日時点のAmazon.co.jpの表示です。洗浄に関わる性能で差が付く行は「洗浄モード自動選択」の1行だけという点に注目してください。
【違い①】差は「洗浄モード自動選択」の1機能だけ
6in1にしかない機能が洗浄モード自動選択です。ブラウン公式の説明では、前にシェーバーを洗浄した時期を自動で判断し、使用量に応じて洗浄液の量を選ぶ機能とされています。
5in1では洗浄モードを自分で選ぶ、あるいは一定量で洗浄する形になります。つまり6in1で増えるのは洗浄液の使い方がモデルに合わせて最適になるのであって、洗浄そのものの質ではありません。汚れ具合が軽い日に洗浄液を使いすぎないので、長期的にはカートリッジの消費を抑えられる可能性があります。
【違い②】搭載している型番と価格帯
6in1が付くのは9360cc・9560cc・9577cc-V・9587cc-V・9567cc-V・9655cceといったモデルで、価格は29,800〜49,800円です。5in1が付くのは9350cc・9551cc-V・9556cc-V・9555ccなどで、28,200〜39,800円です。
ただし価格差は洗浄器だけでなく、替刃の種類や美顔器ヘッドの有無も含んだ総額です。洗浄器の差だけを取り出して価格を比べることはできません。どの型番を選ぶかで迷っている方は、次の記事でシリーズ9の型番の数字が示す意味で先に型番の読み方を知っておきましょう。

【違い③】洗浄液の維持費は変わらない
維持費で差が出ると思われがちですが、使うカートリッジはどちらもCCRシリーズで共通です。実売はCCR2CR(2個入)が1,409円、CCR8(8個入)が4,632円、CCR12(12個入)が7,935円で、1個あたり約660〜705円です。
洗浄頻度によって消費量は変わりますが、6in1の洗浄モード自動選択が効くのは消費量です。毎日きっちり洗う方なら差は出にくく、使用量にばらつきがある方ほど恩恵を受けやすい機能だと言えます。
6in1と5in1の洗浄器付きモデルの口コミ
ここでは実際の評価は洗浄器付きモデルを買った人の声を次の順に見ていきましょう。
- 6in1搭載「9587cc-V」の口コミ
- 5in1搭載「9555cc」の口コミ
- 口コミから見えた洗浄器の実際の評価
6in1搭載「9587cc-V」の口コミ
①流石ブラウン
ブラウンを使うのは初めてですが、これほど違うとは驚きでした。流石、ブラウンだなと思いました。高い買い物でしたが、良い買い物でした。
②そり心地は格別でした。
4万以下で買えてとても良かったです。前モデルですがブラウンの最上位機種ですのでそり心地は格別です。
ブラウンの製品登録をすれば5年保証されるので安心です。③コスパ良し
2年型落ちのものを購入しましたが基本性能はカタログだけ見ると最新のシリーズとほぼ変わらないようでした。
引用元:Amazon
10年くらい使った7シリーズからの買い替え。コスト的にはベストの買い物だったのではないかと思います。
9587cc-Vは2026日8月時点でAmazonにて約47,000円で販売され、38件で⭐︎4.4の高評価のレビューを獲得しています。注目したいのは、高評価レビューの内容が剃り味と価格の話に集中し、洗浄モード自動選択への言及がほとんどない点です。型落ちを狙って4万円以下で買えたという声もあり、6in1を選ぶ動機は洗浄機能ではなく本体スペックにあるようです。
5in1搭載「9555cc」の口コミ
①静音・深剃り・肌に優しい
素晴らしい。音も静かですが、割と深剃りが出来るのに、肌に優しいと思います。
剃刀負けをする人はこのタイプ又はもう一つ上のタイプをご使用になればいいのかな。値段は結構な値ですが、良いと思います。②迷ってる人は安いのでもいいかも
何ヶ月か使用してみて
剃りやすく顎から首への剃りにくいところも剃ってくれる。
T字みたいに痛くもないし切れることもないが、剃り残しがでてくる。
特に首まで髭がある人や毛が薄いと何度も髭剃りを往復させなきゃいけないためめんどくさい
洗浄機については綺麗に剃り毛を落としてくれる。③剃り残しが激減
以前はお金がないため、型落ちの電気シェーバーを購入していました。2,3年で壊れ、T字の髭剃りに変えましたが肌に合わず。思い切ってこの電気シェーバーを購入しました。剃り残しが激減し、剃った後の肌のヒリヒリもなくなりました。
引用元:Amazon
思い切って高いのを買った甲斐がありました。
9555ccは2026日8月時点でAmazonにて39,800円で販売され、6in1搭載モデルより10倍以上多いレビュー数である407件で⭐︎4.3の高評価を集めています。「洗浄機については綺麗に剃り毛を落としてくれる」という評価は5in1でも十分だとわかります。
口コミから見えた洗浄器の実際の評価
両モデルのレビューを読み比べて分かったのは、洗浄モード自動選択の有無に言及した高評価レビューが1件も見つからなかったことです。購入者が語るのは剃り味、肌への優しさ、価格、そして洗浄までしてくれる楽さでした。
つまり実使用では6in1と5in1の差は体感されていないと言えます。なお「どういう人が洗浄器付きを選ぶのがおすすめか」は次の記事で解説しています。

あなたには6in1と5in1のどっちがおすすめ?
洗浄力も維持費も同じなので、6in1と5in1のどっちがおすすめかについて次の2つの視点で解説します。
- 6in1がおすすめな人
- 5in1がおすすめな人
6in1がおすすめな人
結論として、シェービングの頻度がバラバラな方には6in1がおすすめです。理由は、洗浄モード自動選択が前回の洗浄時期を判断して洗浄液の量を調整するからです。
具体的には、出張が多くて数日空くことがある方や逆に1日2回剃る日がある方です。汚れ具合に合わせて洗浄液の量が変わるので、軽い汚れの日に使いすぎることがありません。カートリッジが1個660〜705円である以上、最適化は長く使うほどメリットが大きいと言えます。
洗浄液の管理まで機械に任せたい、上位型番の本体スペックも欲しいという方は6in1がおすすめです。
5in1がおすすめな人
毎日決まったペースで剃る方には5in1で十分です。理由は、除菌洗浄・刃の劣化防止・潤滑化・乾燥・充電という洗浄器の主要機能がすべて揃っているからです。
実際に9555ccのレビューは407件と6in1搭載モデルの10倍以上集まっており、洗浄機については綺麗に剃り毛を落としてくれると評価されています。除菌率99.9%も18カ月の剃り味キープも6in1と同じ条件です。
毎日同じように使うなら洗浄液の消費量も安定するため、洗浄器のメリットは小さくなります。洗浄力は落とさずに本体価格を抑えたいという方は5in1がおすすめです。
まとめ|6in1と5in1の違いは洗浄モード自動選択だけ
ブラウン公式の機能定義を1つずつ突き合わせると、6in1と5in1の差は洗浄モード自動選択の1機能だけでした。除菌洗浄(99.9%除菌・INSTITUT FRESENIUS試験)、刃の劣化防止、潤滑化、乾燥、充電はすべて共通で、洗浄液カートリッジもCCRシリーズで同じです。
Amazonの高評価レビューを両方読み比べても、洗浄モード自動選択に言及した声は1件もありませんでした。つまり実使用で体感できる差はほぼないということです。シェービングの頻度にばらつきがあるなら6in1、毎日同じペースなら5in1で十分という判断で問題ありません。
洗浄器の世代をさらに1つ下げた4in1との比較や、同じ5in1どうしの型番選びも気になる方は、あわせて次の記事も参考にしてみてください。

