2026年7月31日に発売されたブラウンの「NEVO(ネヴォ)」と、 「シリーズ9 Pro+」はどちらもブラウンが「最高峰」と呼ぶモデルであるだけに、買い替えを検討していると判断に迷います。
本記事にたどり着いた方は、次のような悩みを抱えているはずです。
- NEVOとシリーズ9 Pro+は名前が違うだけで、中身は同じではないのか知りたい
- 価格差が2万円以上あるが、その差に見合う性能差が本当にあるのか分からない
- いま使っているシリーズ9から買い替える価値があるのか判断できない
結論からお伝えすると、NEVOとシリーズ9Pro+を分ける最大の違いは網刃と深剃りの数値で、NEVOは肌下最大-0.12mm、シリーズ9 Pro+は肌下-0.01mmです。加えて洗浄システムも7in1と6in1で世代が異なります。
本記事では、ブラウン公式サイトの一次情報をもとに共通機能と違いを比較表で整理し、Amazonの実際の口コミも交えながら、どちらを選ぶべきかを具体的に示します。
NEVOとシリーズ9 Pro+に共通する機能

NEVOはシリーズ9 Pro+の技術をもとに開発されたモデルのため、仕様には共通点が多くあります。違いを正しく理解するために、まずは同じ部分を押さえておきましょう。ここでは次の3つを解説します。
- 5+1カットシステムと肌に追従する密着ヘッド
- 全自動アルコール洗浄システムによる除菌とお手入れ
- 最大60分の駆動時間と防水設計・ドイツ製の品質保証
5+1カットシステムと肌に追従する密着ヘッド
どちらのモデルも、2枚の網刃と3つの切断機構を組み合わせた5+1のカットシステムを採用しています。寝たヒゲを起こす刃、くせヒゲを捉える刃、深剃りを担う網刃が役割分担することで、少ないストロークで剃り上げる仕様は共通です。
ヘッドについても、NEVOのPROスイング密着ヘッドとシリーズ9 Pro+のPRO密着ヘッドは同じ仕様。ブラウン公式サイトのNEVO紹介ページでも、スイング密着ヘッドの性能はシリーズ9 Pro+と同様と明記されています。
アゴ下やノド元といった凹凸の多い部位に密着して剃り残しを減らす、という基本性能はどちらでも得られると考えて問題ありません。
全自動アルコール洗浄システムによる除菌とお手入れ
ブラウンの大きな武器であるアルコール式の全自動洗浄システムは、どちらのモデルにも用意されています。水と濃縮洗浄液を使う他社方式と異なり、アルコールカートリッジで洗浄するため、洗浄液そのものの匂いがこもりにくいのが特徴です。
シリーズ9 Pro+の6in1全自動アルコール洗浄システムは99.9%除菌であり、洗浄・除菌・乾燥・充電・潤滑・洗浄モード自動選択までを1台でこなします。
NEVOの7in1 NEVOケアシステムも同じアルコール方式で、ボタンひとつで洗浄からお手入れ、充電、乾燥までを自動化します。ヘッドを外して水洗いするのは面倒な方はNEVOと9Pro+のどっちを選んでも後悔しないと言えるでしょう。
最大60分の駆動時間と防水設計・ドイツ製の品質保証
どちらもフル充電で最大60分の使用が可能で、毎日3分使う想定なら20日前後は充電なしで運用できる計算です。充電を忘れがちな方でも困りにくい水準といえます。
また、両モデルとも防水設計でお風呂剃りに対応しており、シェービングフォームを使ったウェットシェービングも可能です。100-240Vの国内・海外電圧対応で、海外出張や旅行にもそのまま持ち出せます。さらにどちらもドイツ製で、Web登録により最大5年保証が受けられる点も共通です。
シリーズ9 Pro+の型番の見分け方はシリーズ9の型番の違いをまとめた記事で、NEVOの6型番についてはNEVOの型番の違いを比較した記事で詳しく解説しています。


NEVOとシリーズ9 Pro+の違いを比較
NEVOとシリーズ9 Pro+の違いを比較は次の表にまとめました。
| 項目 | ブラウン NEVO | シリーズ9 Pro+ |
|---|---|---|
| 網刃 | 世界初シルクタッチ網刃 | 2つのディープキャッチ網刃 |
| 深剃り | 肌下最大-0.12mm | 肌下-0.01mm |
| 肌へのやさしさ | シリーズ9比で皮膚摩擦を最大24%低減 | ― |
| 内刃 | 250枚のダイヤモンドカット内刃 | ― |
| カットシステム | 5+1 | 5+1 |
| ヘッド | PROスイング密着ヘッド | PRO密着ヘッド(前後40°) |
| モーター/制御 | リニアモーター×PRO人工知能テクノロジー | ヒゲの濃さに応じてパワー自動調整 |
| 洗浄システム | 7in1 NEVOケアシステム | 6in1全自動アルコール洗浄システム(99.9%除菌) |
| ディスプレイ | スマートディスプレイ | パフォーマンスアシスタント ディスプレイ |
| トリマー | 2in1 PROトリマー | キワぞり刃用プロトリマー |
| ボディ素材 | 医療用ステンレス製 一体型ボディ | ― |
| 駆動時間 | 最大60分 | 最大60分 |
| 防水・電圧 | 防水設計/100-240V | 防水設計/100-240V |
| 本体サイズ | 164×64×50mm | ― |
| 型番数(国内現行) | 6型番 | 13型番 |
| 価格の目安 | 約6.7万〜8.3万円 | 約3.4万〜5.6万円 |
| 発売 | 2026年7月31日 | 2023年〜(世代により異なる) |
※スペックはブラウン公式サイトの記載にもとづきます。「―」は公式サイトで該当する記載が確認できない項目です。価格は2026年8月時点のAmazon・価格.comの目安で、変動します。
ここでは次の4つの違いを解説します。
- 【違い①】網刃はシルクタッチ網刃かディープキャッチ網刃か
- 【違い②】深剃りは肌下-0.12mmか肌下-0.01mmか
- 【違い③】洗浄システムは7in1か6in1か
- 【違い④】価格帯と型番構成の違い
【違い①】網刃はシルクタッチ網刃かディープキャッチ網刃か
NEVOとシリーズ9 Pro+の決定的な違いが網刃です。NEVOはブラウンが「世界初」とうたうシルクタッチ網刃を搭載し、シリーズ9 Pro+は2つのディープキャッチ網刃を採用しています。ディープキャッチ網刃は超極薄設計で、肌に密着してヒゲを深く捉えることを狙った刃です。
対するシルクタッチ網刃は、深く捉えることに加えて「滑らせる」ことを重視した設計で、ブラウン公式によればシリーズ9と比較して皮膚摩擦を最大24%低減したとされています。
さらに、ストローク時に肌へシワやふくらみを作りにくいため、ヒゲが逃げずに刃へ入りやすくなります。
【違い②】深剃りは肌下-0.12mmか肌下-0.01mmか
ブラウン公式サイトによれば、NEVOは肌下最大-0.12mm、シリーズ9 Pro+は肌下-0.01mmと記載されています。数値だけを見ると10倍以上の差ですが、いずれも「肌の表面より下でカットする」という話であり、体感として10倍深く剃れるという意味ではありません。
ただしブラウン自身が公式サイトのNEVO紹介ページでNEVOはシリーズ9 Pro+よりも深く剃れ、かつてないほどに肌に優しい剃り心地を実現と明言しており、メーカーとして両モデルに序列をつけていることは事実。夕方のジョリジョリ感が気になる方や、深剃りするとヒリつくという悩みを抱えている方ほど、NEVOがおすすめと言えます。
【違い③】洗浄システムは7in1か6in1か
付属する洗浄器も世代が異なります。NEVOは7in1 NEVOケアシステム、シリーズ9 Pro+は6in1全自動アルコール洗浄システムが標準です。
もうひとつ重要なのが構成の違いで、シリーズ9 Pro+は洗浄器なしの「s」モデルが選べるのに対し、NEVOは6型番すべてに洗浄器が標準付属します。洗浄器は不要でシェーバー本体だけ安く買いたいという方はシリーズ9 Pro+の方をおすすめします。なお、6in1など洗浄機についての具体的な解説記事も参考にしてみてください。

【違い④】価格帯と型番構成の違い
実際の購入判断でいちばん効いてくるのが価格です。2026年8月時点で、NEVOが約83,000円、シリーズ9 Pro+が約40,000円と、おおよそ40,000円の開きがあります。
NEVOは6型番で、しかも本体性能はすべて同一。違いはカラーとケースと販売ルートだけなので、選ぶのは簡単です。一方のシリーズ9 Pro+は国内現行だけで13型番あり、洗浄器の有無、ケースの種類、美顔器ヘッドの有無などで細かく枝分かれしています。予算に合わせて構成を選びたいならシリーズ9 Pro+、迷わず最上位を買いたいならNEVOという選び方になります。
NEVOとシリーズ9 Pro+の口コミ・評判
スペック上の差が、実際に使った人にどう受け止められているのかも確認しておきましょう。ここではAmazonに投稿されている実際のレビューを引用します。ここでは次の2つを解説します。
- 「ブラウンNEVO」の口コミ
- 「シリーズ9 Pro+」の口コミ
「ブラウンNEVO」の口コミ
NEVOのレビューで多いのが、シリーズ9や国産シェーバーからの買い替え組による比較です。とくに肌の赤みやヒリつきが解消したという報告が目立ちます。一方で価格の高さとカートリッジ式洗浄のコストを挙げる冷静な声もありました。
①肌に優しいですよ。
シリーズ9を使っていた時は毎日剃ると肌が赤くなりヒリヒリしていましたが、NEVOはヒリヒリしません。これはサクセスプレシェーブローションをつけてですが、悩みが解消されました。
引用元:Amazon
まさにシリーズ9からの乗り換えで、毎日の赤みとヒリつきが解消したという報告です。シリーズ9を使っていて肌トラブルに悩んでいる方には、最も参考になる評価です。
②ジョリジョリ音がしない
他社の5枚刃からの買い換え。本当に剃れているのか不安になるくらい音が控えめです。剃り心地スムーズで肌へのダメージもありません。
引用元:Amazon
ブラウンは動作音が大きいという従来のイメージを覆すレビューです。リニアモーターと音波振動テクノロジーの組み合わせにより、ヒゲに当たった際の摩擦音そのものが減っていると考えられます。
③人によって必要性が変わってくる
ブラウンの新型最高峰モデルです
引用元:Amazon
良い所ばかりでなく、気になる点もあったので書いていきたいと思います
【良いところ】
・剃り心地
新開発のシルクタッチ網刃の滑りが良く、1ストロークで深剃りが出来るので肌へのダメージも少なく時短にもなります
深剃りなのにヒリつかない。極上です
・デザイン、ボディの刷新
主張が強すぎないデザインに高級感のあるステンレスボディ、スマートディスプレイ表示でかなり大人の男心をくすぐるガジェットに仕上がっています
医療用のステンレスらしいです。なんかすげぇ
【気になるところ】
・価格
やはりネックはお値段です。シリーズ9と比べても倍違うのでかなりの高級品になっています
肌へのダメージがあまり気にならないという方は他社ハイエンドでも十分な深剃りは出来るし、コスト抑えられます
別売の替え刃も高い!
・充電
専用コネクターのため、USBでどこでも気軽に充電というわけにはいかないです
連続駆動は60分との事なので外出や旅行で使うなら満充電にしておく必要がありそうです
とはいえ防水使用なので仕方ないところです
総合的に見て性能や高級感を求めている方には最高の製品だと思います
所有満足度も高いです
一方でそこまで求めていない方には高過ぎる商品だと感じます
替え刃も2万円近くするのでちょっとした電動シェーバーを買えてしまいます
財布に余裕のある方、ブラウンのハイエンドを所有したい方には大きな満足感を得られる最高のシェーバーだと思います
剃り心地は「極上」と評価しつつ、価格差を正直に指摘した★4のレビューです。シリーズ9との価格差が倍近いという指摘は、本記事の比較表の数字とも一致します。性能に納得したうえで、その差額を出せるかどうかが判断の分かれ目になる、という評価です。
「シリーズ9 Pro+」の口コミ
シリーズ9 Pro+のレビューでは、シリーズ7や国産5枚刃から買い替えた方の満足度の高さが目立ちます。また型番が多いことを逆手に取り、型落ち世代を安く買って満足しているという声も複数見られました。
①上位モデルは良い!
今までシリーズ7を使用していましたが、若干肌への負担を感じたため、こちらのモデルを購入しました。刃の枚数が増えて、肌への設置面積が、増えたためか負担が少なく剃り感も申し分ないです。洗浄機使用時の音はまあうるさいですが、そこはブラウンのご愛嬌ですかね〜
引用元:Amazon
シリーズ7からの買い替えで、肌への負担が減ったという評価です。シリーズ9 Pro+でも下位シリーズと比べれば十分にやさしいことが分かります。裏を返せば、シリーズ7以下から乗り換えるならシリーズ9 Pro+でも満足度は高い、ということでもあります。
②良く剃れます。
今まではパナソニック5枚刃を使用していましたが、ブラウンで剃ると今まで5往復していたのが、2往復で綺麗にそれています。
引用元:Amazon
ブラウンでそるとストレスが無く購入を他の人にもお勧めします。
但し、肌には少し負担が掛かります。
国産5枚刃と比べてストローク数が半分以下になったという具体的な報告です。深剃り性能そのものは高い一方で「肌には少し負担が掛かります」という記述もあり、ここがNEVOのシルクタッチ網刃が解決しようとしたポイントと重なります。肌が強い方なら気にならない範囲ともいえます。
③型落ちですが十分すぎる。
新モデルより5000円近く安かったのが決め手です。シリーズ9PRO+は評判通り深ぞりしても肌がヒリヒリしません。早く買えば良かったです。
引用元:Amazon
シリーズ9 Pro+ならではの買い方を示すレビューです。世代が複数併売されているため、型落ちを狙えば同等の性能をさらに安く手に入れられます。
NEVOとシリーズ9 Pro+はどっちがおすすめか?
ここまでの比較を踏まえて、どちらを選ぶべきかを整理します。購入する際の基準は「深剃りとやさしさをどこまで求めるか」と「予算をどこに置くか」の2つです。ここでは次の2つを解説します。
- ブラウンNEVOがおすすめな人
- シリーズ9 Pro+がおすすめな人
ブラウンNEVOがおすすめな人
NEVOは、深剃りしたいのに肌が荒れるという方に間違いなくおすすめです。理由は、シルクタッチ網刃によって深剃りと肌へのやさしさを極めたモデルだからです。
具体例として、Amazonには「シリーズ9を使っていた時は毎日剃ると肌が赤くなりヒリヒリしていましたが、NEVOはヒリヒリしません」という買い替えレビューが投稿されています。実際に数字でも、肌下最大-0.12mmまで深剃りでき、シリーズ9比で皮膚摩擦を最大24%低減しています。
価格差を出してでも、剃り残しと肌荒れを解決したいという方はブラウンNEVOがおすすめです。
シリーズ9 Pro+がおすすめな人
シリーズ9 Pro+は、コストパフォーマンスを重視し、最上位クラスの剃り味が欲しい方におすすめです。理由は、NEVOよりおよそ40,000円安い価格帯で、5+1カットシステムとアルコール洗浄システムが手に入るからです。
具体例として、国産5枚刃から乗り換えた利用者が「5往復していたのが、2往復で綺麗にそれています」と評価しており、深剃り性能そのものは十分に高いことが分かります。さらに13型番のなかから洗浄器の有無やケースの種類を選べるため、必要な装備だけに絞って予算を抑えることも可能です。
さらに、型落ち世代を狙えばさらに安く買えます。予算を40,000円台に収めつつ、ブラウンの深剃りとアルコール洗浄をしっかり味わいたいという方はシリーズ9 Pro+がおすすめです。
まとめ|NEVOとシリーズ9 Pro+の違いは網刃と深剃り値
ブラウンNEVOとシリーズ9 Pro+の違いを、あらためて整理します。網刃はNEVOは世界初シルクタッチ網刃/シリーズ9 Pro+は2つのディープキャッチ網刃、深剃りはNEVOは肌下最大-0.12mm/シリーズ9 Pro+は肌下-0.01mm、肌へのやさしさはNEVOはシリーズ9比で皮膚摩擦を最大24%低減、洗浄システムはNEVOは7in1で全型番標準/シリーズ9 Pro+は6in1で洗浄器なしモデルも選べる、価格はNEVOは約83,000円/シリーズ9 Pro+は約40,000円という違いです。
一方で、5+1カットシステム、密着ヘッドの基本性能、アルコール式の全自動洗浄、最大60分の駆動時間、防水設計、ドイツ製で最大5年保証といった仕様は共通しています。シリーズ9 Pro+が劣っているというより、NEVOがその上に新しい網刃を載せた、という関係です。
肌荒れに悩んでいてお金をかけてでも解決したいならNEVO、価格を抑えて最上位クラスの剃り味を得たいならシリーズ9 Pro+がおすすめです。
NEVOの6型番のどれを選べばいいか迷っている方はNEVOの型番の違いを比較した記事を、もう少し予算を抑えたい方はNEVOとシリーズ9 Sport+を比較した記事をご覧ください。シリーズ9 Pro+の型番選びで迷ったときはシリーズ9 Pro+の違いを解説した記事が参考になります。


